6次産業化をめざした農家カフェ&ランチ
〜気軽に旬菜のランチを〜お店「けやき」の前が畑


今、農産物の自由化(TPP)が進もうとする中で国は農産物の付加価値を高めようと、6次産業化を推進している。
これは、これまでの農業が栽培するだけであったのが、自らが商品を作り、販売(一次産業・農×二次産業・加工等×三次産業・販売=6次化産業)をしょうとするものです。 今回の農家カフェ&ランチ「けやき」はその一つである。 場所は天理大学のすぐ近くで、周りに石上神宮もあり、山の麓にお店の畑がある。

店はまだオープンして約1年であるが、来る度に珍しい、イタリア等原産の野菜を使用したランチが出て来る。

今日はセルバチコ(胡麻風の味で少し苦みがある)、トレビス(チコリの一種)ナスタチューム(オレンジ色〜黄色のかわいい花と葉)、初夏の妖精と言われているポリジー(小さい紫色の花)らがきれいに盛られたサラダと、丸ズッキーニーがたっぷりと入った「野菜キッシュ」を頂いた。

真っ白なお皿にきれいな彩りのサラダ。生クリーム、チーズ味ベースのキッシュにルバチコの風味と味がアクセントとして心地よいハーモニーを醸し出している。(ランチ用は小振りのホウレン草キッシュ)
これらの野菜は御主人がイタリアンのお店のシェフからお話を聞き、自分で栽培し、今では納品もしているようです。

また奥さんは、クッキー、季節に合ったスイーツ、ジャム等を作るのが得意で、これらの手作り品を主婦の方向けに販売している時もある。 もちろん、普通に柿、栗、オレンジ、無花果、苺、さつま芋、丸ズッキニー等、諸々の野菜類も栽培しており、朝採りの野菜が販売用に置かれている。
また、近くには大学があるので先生方、学生達が、今なら豆ご飯をよく食べに来るように、季節のご飯物が大人気のようである。(特に秋の栗ご飯が大人気) 苦い経験としては、オープン当時、桜祭り(今年は豪雨で中止)でお客さんが殺到。パニック状態になったとのこと。

もし初めての見る野菜等があれば気軽にたずねてみるのも楽しみ方の一つと思います。
メニューは天候次第の農業ゆえ、旬の野菜が終わればメニューも変わると言った、正に朝採り野菜次第である。
それだけに次回どのような野菜と出会うのか楽しみであると同時に、遠方の方は来店の前に、ご一報入れて見るのも良いかも知れない。 オープン以来これまでの農業生活一本のサイクルからお店の仕込みの仕事もすると言う両立にまだ戸惑いもあるようであるが
頑張れ「農家カフェ&ランチ」とエールを送りたい。

場所:天理市杣之内町123-1 営業時間:10時から夕方まで。
定休日:火曜、水曜日 ☆農園作業の為臨時休業あり。
お問合せ先: 09034850709

山根 清孝



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